今回の記事は、
- アメリカで救急車や警察を呼ぶ時の番号って何?
- アメリカで救急車を呼んだらすごく高いって聞いたけれどホント?!
- いざという時に英語で答えられるか心配。。。どんなことを聞かれるのかを前もって知っておきたい!
という悩みを持ったあなたに向けて、
アメリカ滞在中に「911」を呼ばなければならないトラブルに出くわした時、役立つ情報を紹介します。
- アメリカの緊急通報用電話番号
- アメリカで911に電話をかけた時にかかる値段
- アメリカで911に電話をかけた時に聞かれること
この記事を読む事で、質問される内容が分かるようになり、実際に「911」に電話をかけなければならない状況になった時に落ち着いて対処できるようになります。

救急車を呼ばなければならない事態に陥った時、パニックになりやすいけれどそのような時にこそ落ち着かなきゃね
目次
アメリカの緊急電話 「911」

アメリカで緊急事態に遭遇した時に通報する番号は、「911」です。
日本では、状況によって「110番」と「119番」を分けて使用しますが、アメリカでは、消防(Fire)・警察(Police)・救急(Ambulance)の全てが「911」の1つで通報できるようになっています。

犯罪が多いアメリカでは、子供が幼い頃から親や先生が「911の番号・通報の仕方」を教えているんだよ
もし間違って911に電話をかけてしまった場合は、ミスでかけてしまったという事をしっかりと伝えましょう。
焦って何も言わずに切ってしまうと、自動的に電話をかけた場所が特定されて問題が無いかを確認する為に警察が訪ねてくる場合があります。
911以外にも、アメリカ滞在時に知っておくべき緊急連絡先をアメリカで911(緊急電話)以外にも知っておくべき緊急連絡先6つの記事でまとめているので参考にして下さい。
アメリカで911に電話をする時にかかる値段

アメリカで911に電話をする時にかかる値段は、全て税金でカバーされるので無料です。
しかし、911に電話をして救急車で病院に運ばれた場合、「救急車で運ばれた事」に対するお金は自分で支払わなければいけません。
医療費がものすごく高いアメリカでは、救急車も例外ではありません。
走った距離・出動した救急車の種類・救急車の中で行われた処置など様々な内容を考慮したうえで、最終的な金額が算出されるため決まった料金ではありませんが、平均的に$500~$1,200位かかるようです。
加入している保険の種類によって、救急車の料金にも保険が適用される可能性があります。
どの程度カバーされるのかは、自分が加入している保険会社に確認してみて下さい。

アメリカの医療費は、保険が適用されても高い場合が多いんだ。
風邪の診察だけで200ドルの請求書をもらい、保険が適用されても40ドルを自己負担した体験談はアメリカで風邪をひいた時に知っておきたい5つの事【体験談とtip】の記事で紹介しているから見てみてね。
救急車の料金は、救急車で運ばれた場合にのみ発生ます。
911に通報し、救急車を呼んだけれど利用しなかった場合には料金を請求されません。
なので、何かトラブルに巻き込まれて周りにいる人が救急車を呼んだとしても、当事者が救急車に乗るのを断わるケースもあるようです。

命に変わる物は無いから、もし本当に緊急の場合は、お金のことは考えないで救急車を呼ぼうね
アメリカで911に電話した時に質問されること

アメリカの「911(緊急通報用電話番号)」は、外国語通訳サービスを介して外国語での通報にも対処できるようになっています。
なので英語で通報するのが難しい場合は、911に電話をしてから
Japanese, please. (ジャパニーズ プリーズ)
と伝えましょう。
ここからは、念のためにアメリカで911に電話をした時に聞かれるであろう質問を英語と日本語で紹介します。
外国で緊急事態に遭遇し、対応するのは大変ですが、どのような事を聞かれるのかを把握しておくことで、より落ち着いてスムーズに対応できるはずです。
- 911, what’s your emergency? (こちら911、どんな緊急事態ですか?)
- 簡単に状況を説明して、消防(Fire)・警察(Police)・救急(Ambulance)のうち何が必要なのかを伝えます。
- What is the phone number you are calling from? (どちらの電話番号からの通報ですか?)
- もし電話が途中で切れてしまった時にかけなおす為に必要になります。
現在、通報するのに利用している電話の番号を伝えます。
- もし電話が途中で切れてしまった時にかけなおす為に必要になります。
- What is the address of the emergency? (緊急事態が起こっている住所はどこですか?)
- 緊急事態が起こっている住所を伝えます。
もし分からない場合は、道路名を伝えるようにしましょう。
- 緊急事態が起こっている住所を伝えます。
- What is your name? (あなたの名前は何ですか?)
- あなたの名前を伝えます。
特に外国人の場合は、名前のスペルをしっかりと伝えると良いです。
- あなたの名前を伝えます。
以上の4つが基本的に聞かれる質問となります。
救急隊が現場に到着するまで他にも色々と質問されますが、とにかく落ち着いて出来る範囲で正確に伝えるようにしましょう。
- What exactly is on fire? (何が燃えていますか?)
- Were flames observed or just smoke?(炎が上がっていますか、それとも煙だけですか?)
- What color is the smoke?(煙は何色ですか?)
- Is anyone inside the building?(建物の中に人はいますか?)
- Do we know how the fire started?(どのように火災が始まったのか知っていますか?)
- Are there other items near the fire that it can spread to? (火災現場の周辺に火が広がりやすいような物がありますか?)
- How old is the patient? (患者は何歳ですか?)
- Is the patient conscious?(患者に意識はありますか?)
- Is the patient breathing?(患者は息をしていますか?)
- 犯人の特徴(性別・背の高さ・人種・年齢・着ている物の特徴)
- 車の特徴(車種・色・走り去った方角)

情報が多ければ多いほど、911はその状況に合った対処をしやすくなるから自分の為にも出来る限りしっかりと正確に質問に答えようね
アメリカの「911(緊急電話)」 まとめ
今回の記事では、アメリカで911に電話をするような状況になった時に知っておきたい情報を紹介しました。
- アメリカで緊急事態に遭遇した時には、「911」に通報する
- 911に間違って電話をかけてしまった場合は、しっかりと間違いだったことを伝える
- 911に電話をかけるだけならば料金は無料
- 911に通報して救急車で運ばれた場合は、救急車の利用料金を請求される
- 日本語で911に電話をかけたい場合は、”Japanese, please”と伝える
- 911に通報した時に質問されるであろう内容は、事前に把握しておくと良い
アメリカで911に電話をかけなければいけないような状況に出くわさない事が1番ですが、もしもの為に緊急通報をどのようにかけるのか知っておくことは重要です。
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