今回の記事は、
- アメリカの電気代って日本と比べて安いの?高いの?
- アメリカでは電気代が州ごとに違うってホント?
- アメリカでよく使われている電化製品の電気代ってどれ位なんだろう?
という悩みを持ったあなたに向けて、
アメリカ生活5年目の私が、アメリカでの電気代はだいたいどれくらいかかるのかを紹介します。
- アメリカでの電気代 (平均・州別・個人)
- アメリカでよく使われる電化製品の電気代
この記事を読む事で、アメリカで生活する時に電気代がどれくらいかかるのかが分かるようになり、生活費を準備するのに役立ちます。
電気代は、生活するのに必要不可欠な経費だからしっかりと把握しておきたいよね
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アメリカの電気代
アメリカで暮らし始める時に1番気になるのが、お金の問題ではないでしょうか?
「アメリカで生活するにはお金がかかる!」というイメージが強いですが、今回はその中でも毎日の生活に欠かせない「電気代(electric bill)」に注目してみましょう。
まず初めに、アメリカで生活する際に必要になる電気代がどれくらいかかるのかをアメリカの電気料金の平均額・州ごとの電気代・私個人の月ごとの電気代の3つを見る事で紹介していきます。
この記事で紹介している日本円への換算は、現在(2021/7/24)の1ドル110.56円という為替レートを参考にしたものです。
アメリカの電気代 【平均】
米国エネルギー情報局の最近の調べによると、
アメリカの電気料金の毎月の平均額は、$117.65 (約13,008円)
kWhごとの平均電気料金は、12.87¢ (約14円)
という事でした。
しかし、アメリカ全土を対象とした電気代の平均額はあまり助けになりません。
なぜならば、アメリカでは州ごとにkWhあたりの電気料金が決められていてその差が激しいからです。
電気代が1番高いハワイ州と1番安いワシントン州とで比べてみると、kWhあたりの電気料金で22.35セント(約25円)もの差が出てきます。
アメリカでは、自分が住んでいる州のkWhあたりの電気代を知ることが重要なんだね!
kWhとは、電力量の単位です。1kWhは1kWの電力を1時間消費または発電したときの電力量ということとなります。
出典:https://denki.insweb.co.jp/what-is-kwh.html
アメリカの電気代 【州別】
下の表では、アメリカにある50個の州をアルファベット順でkWhあたりにかかる平均的な電気料金と電気代の高さを順位を使ってをあらわしました。
順位が高いほど電気料金も高くなります。
州名 | 電気料金(cents / kWh) | 順位 |
---|---|---|
Alabama | 12.53 | 23 |
Alaska | 22.92 | 2 |
Arizona | 12.43 | 26 |
Arkansas | 9.80 | 49 |
California | 19.15 | 7 |
Colorado | 12.18 | 28 |
Connecticut | 21.87 | 4 |
Delaware | 12.55 | 22 |
Florida | 11.70 | 33 |
Georgia | 11.76 | 31 |
Hawaii | 32.06 | 1 |
Idaho | 9.89 | 48 |
Illinois | 13.03 | 17 |
Indiana | 12.58 | 21 |
Iowa | 12.46 | 25 |
Kansas | 12.71 | 20 |
Kentucky | 10.80 | 43 |
Louisiana | 9.80 | 49 |
Maine | 17.89 | 9 |
Maryland | 13.12 | 15 |
Massachusetts | 21.92 | 3 |
Michigan | 15.74 | 12 |
Minnesota | 13.04 | 16 |
Mississippi | 11.27 | 36 |
Missouri | 11.14 | 39 |
Montana | 11.13 | 40 |
Nebraska | 10.77 | 44 |
Nevada | 12.00 | 30 |
New Hampshire | 20.05 | 6 |
New Jersey | 15.85 | 11 |
New Mexico | 12.51 | 24 |
New York | 17.94 | 8 |
North Carolina | 11.42 | 35 |
North Dakota | 10.30 | 46 |
Ohio | 12.38 | 27 |
Oklahoma | 10.21 | 47 |
Oregon | 11.01 | 41 |
Pennsylvania | 13.80 | 14 |
Rhode Island | 21.73 | 5 |
South Carolina | 12.99 | 18 |
South Dakota | 11.55 | 34 |
Tennessee | 10.87 | 42 |
Texas | 11.76 | 31 |
Utah | 10.40 | 45 |
Vermont | 17.71 | 10 |
Virginia | 12.07 | 29 |
Washington | 9.71 | 51 |
West Virginia | 11.25 | 37 |
Wisconsin | 14.18 | 13 |
Wyoming | 11.18 | 38 |
District of Columbia | 12.98 | 19 |
ワシントンDC(District of Columbia)は、州に属さない連邦直轄地域です。
アメリカの電気代 【個人】
私は、ニューヨーク郊外に位置するワンルームで1人暮らしをしています。
洗濯機や乾燥機は、アパートの1階に設置されている共同の物を使っているので電気代がかかりません。
利用している電気会社は、conEdisonという会社です。
会社のサイトにログインすると、私が利用した今までの電気代をグラフでまとめてくれているのでそれを紹介します。
毎月の電気代の平均は、49ドルでした。
日本の1人暮らしで必要になる平均的な電気代も4,000円~5,000円という事だったので、あまり変わりませんね。
やはり夏の7月から9月にかけては、エアコンの使用量が多くなるのでどうしても60ドル以上と電気代が高くなってしまいがちです。
電気代に大きく関係するエアコンは、家のサイズに合った物を使う事で電気代を節約する事も出来ます。
アメリカのエアコン4種類から探そう【自分の家に合うのはどれ?】を読んで、自分の家や状況に合ったエアコンを選びましょう。
アメリカの電化製品の電気代
アメリカの電気代を理解して生活費を把握する上でもう1つ知っておきたいのは、「アメリカでよく使われている電化製品がどれくらいの電気を使用するのか」ということです。
ここでは、アメリカでよく使われている電化製品の消費電力を紹介します。
電化製品 | 消費電力(W) |
---|---|
コーヒーマシン | 1000 |
食洗器 | 1200~1500 |
冷蔵庫 | 300~800 |
電気ケトル | 1200 |
オーブンレンジ | 1200 |
セントラルエアコン | 3250 |
ウィンドーエアコン | 900 |
ヒーター | 1500 |
洗濯機 | 800 |
白熱電球(60W) | 60 |
LED電球(60W相当) | 9 |
乾燥機 | 3000 |
テレビ | 200 |
ノートパソコン | 100 |
セントラルエアコンや乾燥機などは、アメリカで日常的に使われる電化製品です。
どちらも消費電力が3000ワット以上なので使い方を少し工夫するだけで電気代に大きく影響しそうですね。
また毎日使う照明だからこそ、白熱電球をLED電球に切り替えるだけでも年間で見た時に電気代がとてもお得になります。
関連記事 >> 暗い照明とはおさらば!アメリカでの「明るい電球」の選び方
アメリカの電気代 まとめ
今回の記事では、アメリカで生活する時に把握しておきたい電気代に関する情報を紹介しました。
- アメリカの電気料金の毎月の平均額は、$117.65 (約13,008円)
- アメリカのkWhあたりの電気代は各州ごとに違い、1番高いのはハワイ州、安いのはワシントン州
- 季節ごとにも電気代に差が出てきて、エアコンをよく使う夏は電気代が高くなりがち
- セントラルエアコンや乾燥機などアメリカでよく使われている電化製品は消費電力が高い
電気代がアメリカと日本の間ではあまり差がありませんでしたが、アメリカ国内で州ごとに結構な差があるのには驚きました。
家計のためにも環境のためにも節電をしながら生活できたら良いですね!
節電を全くしないアメリカ人の友達に驚いた話は、日本人には馴染みのないアメリカあるあるの記事で紹介しています。
こんにちは、BoneyB(ボニービー)です