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- CPTって一体なに?
という疑問を持っている方におすすめです。
今回の記事では、CPTとは何かを簡単に説明します。そして、申請条件、申請プロセス、仕事の探し方、お給料、必要な英語力などCPTを準備するうえで知っておいたら良いことを紹介していきます。
実際に私も、大学在学中にCPTでインターンシップをして、卒業後OPTで約1年働き、今はH-1Bを使って働いています。
その過程で学んだことを出来るだけ分かりやすくまとめていくので、これからCPTを準備する方は是非参考にしてみてください。
目次(読みたいところをクリック)
CPTとは?
1.CPT (Curricular Practical Training)
CPTとは、F-1ビザを持っている学生が、在学中にインターンシップや職業体験として実際に働けるよう与えられる労働許可の事です。
CPTは、学校のカリキュラムの一環として行われる為、卒業に必要となる単位が与えられることが多いです。
CPTを使う際には、労働時間に注意をしましょう。
- 学期中 – パートタイム(20時間未満/週)として働かなければならない
- 夏休み・冬休み期間 – フルタイム(20時間以上/週)で働くことが出来る
- フルタイムでCPTを1年以上使ってしまうと、卒業後にOPTに申請できなくなるので注意
関連記事 >> OPTとは?【申請条件・必要書類・申請方法など】
2.申請条件
- 有効なF-1ビザを所持している
- フルタイムの学生として1学年(1 academic year)以上就学している
- 働く内容が自分の専攻と関連のあるフィールドである
- 会社からの雇用契約書(Offer letter)を受け取っている
3.申請プロセス
CPTは、アメリカ移民局(USCIS)ではなく、学校に申請し許可が下りるようになる為、各学校によって申請に必要な書類やプロセスが異なります。
大まかな流れとしては、
- 学校のサイトに掲載されているCPT申請条件を満たしているか確認する
- 自分で雇用主を探す
- メールまたは電話で連絡をとりインターンシップをやりたい旨を伝える
- 雇用主からJob Offer Letterを受け取る
- 必要な書類を全て学校に提出する
- 学校から許可が下り、I-20に会社の情報、CPT開始日・終了日などの情報が記載される
- Offer Letterに書かれているCPT開始日から仕事を始める
仕事の探し方
1.教授・知人からの紹介
私がお勧めする仕事の探し方は、担当教授からの紹介です。
担当教授は、学業の成績は勿論、英語力やコミュニケーション力等あなたに関する情報をすでに持っています。
そして、今までにも多くの学生たちをインターンシップに送り、その職場に関する情報も持っています。
なので、担当教授と相談しながら決めれば出来るだけ自分に合った仕事先を見つけることが出来るでしょう。
その際には、一方的に教授からおすすめを聞くのではなく、自分はどのような職業体験をしたいのか、どのようなことを学びたいのかしっかりと伝えて、そのうえで教授からの助言を聞きましょう。
そしてもう一つおすすめする方法が、知人からの紹介です。
私がアメリカの大学に通いながら面白いなと感じた事は、様々な年齢層の人が一つのクラスで一緒に学んでいたという事です。
私のクラスには、子育てがひと段落付いてまた勉強したいといった女性の方も、お腹が大きい妊婦さんも、息子さんの顔のタトゥーを腕に入れたお父さんもいました。
なかには、その分野での職務経験がすでにあるけれどまた専門的に学び直したいという方もいました。
職務経験があったり、すでにインターンシップの経験がある人から聞く話には、授業では学べない事が沢山詰まっています。そのような方から仕事先のアドバイスを受けるのもおすすめです。
2.自分で探す
CPTは、学校のカリキュラムの一環として行われる為、インターンシップ先がすでに決められていてその中から選ばなければならない可能性もあります。
なので、担当教授にCPTの為の仕事先を自分で選んでも良いのか聞いてから探すようにしましょう。
もし決まっていないのならば、アメリカでの仕事の探し方を参考にして求人サイトなどを使って探しましょう。
お給料・必要となる英語力
CPTを使ったらお給料をもらいながら働くことが出来ます。
しかし中には、お給料が出ないインターンシップもあるので働く前に確認しましょう。
必要となる英語力は専攻や職種によって違ってきます。
しかし私の経験上、英語は流暢に話せなくても日常会話や意思疎通が出来ればアメリカで働けます。
話す時には、発音より文法に気を付けましょう。
難しい文法を使う必要はなく、基本的な文法で大体の会話はカバー出来ます。
CPTを経験した私が伝えたい2つの事【体験談】
実際にCPTを経験して、伝えたいことが2つあります。
1.CPTを進めるうえで、担当教授と密に連絡を取りアドバイスをもらうこと!
CPTは、学校のカリキュラムとして行われるため、基本、教授はインターンシップ先などに関して様々な情報を持っています。
担当教授に相談し、おすすめの仕事先など色々とアドバイスを受けましょう。
そのために担当教授がいるのです!!
これは、私が失敗したことから学んだ内容なのですが。。。
私は、教授からインターンシップ先候補の紙をもらった後、自分で仕事先を決めてその会社に連絡をしてしまいました。
後日教授にここで仕事をしますと伝えたら、
「なんでここにしたの!?」
とあからさまに怪訝な顔をされました。。。
その顔の理由は、実際インターンシップをしてみてわかったのですが、
基本、ほっとかれました。
教授曰く、過去にそのインターンシップ先で仕事をした学生達からも同じような報告を受けていたらしいです。
それならまず候補先のリストに載せないでほしいですよね。
2.やるかやらないか迷っているなら絶対にやるべき!
私のインターンシップ経験はあまり良いものとは言えなかったのですが、そんな私でもCPT(インターンシップ)はやることをお勧めします。
理由は、履歴書を書いたり就職活動時の面接で使えるからです。
これは本当に重要で、
アメリカの面接では、職務経験・実務経験を聞かれることがほとんどです。
CPTを使い、何か1つでもいいので自分をアピールできる経験や出来事を作るようにしましょう。
関連記事 >> 英語の履歴書(Resume)の書き方【フォーマット付き】
アメリカ就活面接術【8つのよく聞かれる質問と答え方も紹介】
まとめ
今回の記事では、
- CPTとは? (CPTとは・申請条件・申請プロセス)
- 仕事の探し方
- お給料・必要となる英語力
- CPTを経験した私が伝えたい2つの事【体験談】
を紹介しました。
インターンシップ先に自分で連絡を入れるなど少々ハードルが高いような気もしますが、やってみたら意外と出来るものです。
教授とよく相談しながら進めて、アメリカで働いたという素敵な経験を作ってみてください。
CPTの他にもOPTという制度を使えば、学校に在学している間だけでなく卒業してからも働く事が出来ます。
日本に帰って仕事を探すのにもアメリカでの職務経験は役立ちますよ。
すみません、別の記事も見ていてそこにCPTについてコメントしてしまいました!
こんにちは。自分も現在アメリカの大学に通っていて、日英問わず、レジュメ強化のためにCPTについて調べていました。詳細な情報本当にありがとうございます。
これはもちろん人と企業によるかもしれませんが、CPTの場合、いつ頃から事前準備をし始めて、どの時期にCPTを受けた方がベストだ、とかありますでしょうか?自分の卒業予定は2023年5月です。
CPT以外の、他のサイトも参考にさせていただきます。
よろしくお願いします。
沙季子さん、こんにちは。
ブログを読んで頂きありがとうございます。
沙季子さんがおっしゃる通りCPTを受けるベストなタイミングは、
専攻や受ける企業によって違ってくると思います。
私の場合は心理学が専攻だった為、4年生の時に学校のカリキュラムの一環としてインターンシップを受ける授業がありその時に他の授業と並行しながらCPTを利用しました。
心理学などの場合、基本を学んだ上でそれをどのように実践として活用できるのかがポイントとなる為インターンシップを受けるのが比較的遅い時期になるのだと思います。
しかし、他の専攻(経済学か国際学)だった日本人の知り合いは、2年生や3年生の夏休みをまるまるインターンシップに利用していました。
経済やIT分野の場合は、人気があり倍率も高いためしっかりとした仕事の経験が多ければ多い程目を引く履歴書を作れるのだと思います。
そこで、夏休みなどの短期集中型のインターンシップを複数回受けていました。
また、CPTを準備し始めるタイミングも学校がインターンシップの提携を結んでいる企業があるのか無いのかなどによっても変わってきます。
そのような企業が無い場合は、1から自分で探し応募しなければいけないため時間がかかるので早めの準備が必要となります。
このように人によってCPTを受けるベストなタイミングや準備をし始める時期が異なってくるので、その分野に詳しい担当教授と相談されることをおすすめします。
CPTを申請出来るようになる「フルタイムの学生として1学年以上就学」したら、
インターンシップを出来る提携企業があるのか?
インターンシップではどのような事が求められているのか?
どのような時期に受けるのがベストなのか?
などを担当教授と話し合い進めていくと良いと思います。
沙季子さんのアメリカでの新しい挑戦が素晴らしいものになりますように願っています。
頑張ってください!