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こんにちは、Boney Bです。
- アメリカで就活しているけれど、面接ってどのような雰囲気で行われるの?
という悩みを持っている方におすすめです。
今回の記事では、アメリカで就活をして現在はH-1Bビザを使い働いている私が、経験から学んだアメリカ就活面接術を紹介していきます。
面接の種類・行われる流れや雰囲気・よく聞かれる質問事項・注意点・アドバイスなど知っていたら良い内容を全てまとめて紹介します。
海外で就活をするのは初めてで不安な気持ちしか無いという方も多いと思いますが、この記事を読んで準備すれば大体はカバー出来るようになっているので、面接を準備している方は是非参考にして下さい。
目次(読みたいところをクリック)
- 1 面接の種類:各面接の流れ・雰囲気を知ろう!
- 2 よく質問される内容
- 2.1 1.Tell me about yourself
- 2.2 2.Tell me about your work experience / internship experience
- 2.3 3.How can you contribute to our company?
- 2.4 4.What do you know about our company?
- 2.5 5.Where do you see yourself in five years?
- 2.6 6.Do you have any questions for us?
- 2.7 7.What do you consider to be your weaknesses and strengths?
- 2.8 8.Why do you want this job?
- 3 アドバイス
- 4 まとめ
面接の種類:各面接の流れ・雰囲気を知ろう!
アメリカで行われる就活の面接は、大きく分けて3つの種類があります。
私も実際に全ての種類の面接を受けましたが、各面接によって雰囲気や対策が若干違ってきます。
1つずつ見て行きましょう。
1.電話面接
履歴書の審査を通過したら、実際に会って面接をする前に電話面接を挟む場合が多々あります。
音声だけの場合もあるし、ビデオカメラを使っての場合もあります。
履歴書を見てあなたに関心があるから電話面接が出来る日時を教えてほしいという連絡が来るので、感謝の気持ちを伝えた上で都合の良い日時を返信しましょう。
ポイント
電話での面接は、実際に会って話している訳ではないので緊張度は低いと思います。
その反面、外国語での電話は表情やジェスチャーを使えない為聞き取りにくく結構苦手な人も多いです。
しかし、言われる内容、質問される事は大体決まっているので頭の中で予測が出来る事を味方につけましょう。
そしてもし聞き取れなくてもしっかりと丁寧に聞き直す事が出来れば、分かりやすく再度伝えてくれます。
分からないからと言って、何も言わなかったり、そのまま話しを続けたり、丁寧ではない聞き返し方をするのはNGですのでやめましょう。
2.直接会って面接
アメリカ企業では、1対1で15分程度の面接が一般的です。
日本のように面接官がずらっと目の前に並び質問に答えていくという感じではありません。
面接をする場所には、必ず早めに到着するようにしましょう。
着いたら、受付の方や、その会社で働いていそうな方に面接を受けに来たと伝えます。
面接をして下さる方の仕事の邪魔にならないよう5分~10分前に伝えれば大丈夫です。
ポイント
アメリカの面接は、面接官が高圧的な態度でその人が会社に合っているのかを見定めるという感じではありません。
その人はどのような経験や考え、そして能力があるのかを1対1で話しをしながら会社に必要な人材かを決めるという感じです。
3.グループ面接
グループ面接は、各企業や業種によって面接官の人数、応募者の人数、やる事、そしてチェックされる事が変わってくると思います。
私の場合は、面接官2人、応募者約10人で1時間弱行われました。
全員が集まったらアイスブレークと自己紹介があり、面接官の方から会社や仕事、そしてグループ面接に関する説明がありました。
次にトピックが与えられ各応募者が自由にその題材に関して意見交換をしました。
基本、面接官は口を挟まず、大体話しがまとまった時に新しいトピックを追加する感じでした。
ポイント
基本的にグループ面接では、正しい答えが1つしか無いという題材は与えられません。
~に対してあなたはどう思うか?
~の状況であなたは何をするか?
など、絶対にNGという事を避けたら答えは沢山あるような題材が与えられます。
ここではきっと、そのトピックに対して自分の意見を持っているか、そしてそれをしっかりと周りに伝えられるか、自分とは違う意見が出た時にどのように受け止めるか、他の人の意見を尊重出来るか、会話に参加している時の態度などを見られているような気がします。
なのであまり自分の意見に自信が無いなどと思わず、とにかく自分はこう思うよという事を伝えていきましょう。
よく質問される内容
面接の雰囲気が大体分かった所で、よく質問される内容を確認していきましょう。
電話面接も直接会っての面接も同じような事を聞かれます。
私が使用した下記の質問は、”Job interview questions”とネットで調べて準備した物です。
1.Tell me about yourself
ほぼ100%聞かれました。
ここでは、応募している職種に合うような人生の経験、職務経験(インターンシップ)、技能、性格を伝えます。
長々と自分に関する情報を伝えるのではなく、私のこの資格は、この経験は絶対に応募している職種の役に立ちますと自分を売り込む事を目的とします。
2.Tell me about your work experience / internship experience
ほぼ100%聞かれました。
そして、面接をする中で一番比重を置いて聞かれました。
- どのような役職でどのような仕事内容だったのか?
- 何か失敗したり大変だった経験はあるか?
- その際にどのように対処したか?
- 仕事から学んだ事や気付いた事はあるか?
準備する時間があまり無かったとしても、この質問に対する答え方だけは押さえておきましょう。
アメリカで必要とされる人材は即戦力となる人です。
自分が即戦力になれるとアピールする為には、自分が持っている技能・資格と経験を伝える事です。
3.How can you contribute to our company?
直接的にこの質問をされたのは、50%程度でした。
しかし、私は質問で聞かれていなくても面接の答えの隅々に自分はこのような事をしてきたよ、このような事が出来るよという内容を伝えていました。
私が押したポイントは、インターンシップの経験、語学、そして自分の性格です。
もし、そのフィールドでの経験があるならば自分が行ったプロジェクトや実績を伝えます。
もしそのような面で思いつかないならば、その仕事をする際に心掛けていた事を言いましょう。
大学での勉強が関連していたらその事を伝え、資格や技術は一番アピールしやすいポイントとなるのでしっかりと伝えましょう。
自分の強みを伝えた上で、だから私はあなたの会社でこのような事が出来ますと付け加えます。
4.What do you know about our company?
グループ面接の時に1回聞かれました。
- その会社がどのような事をしているのか?
- 自分が応募している職種はどのような事をするのか?
- どのような理念を持っているのか?
詳しい事まで知っておく必要はありませんが、面接の前に会社のホームページを調べてどのような事をしているの会社なのか、簡単なイメージは持っておきましょう。
質問をされた時に全く分かりませんという状況はマイナスイメージになるので避けるようにして下さい。
5.Where do you see yourself in five years?
私の場合この質問は、キャリアプランを聞かれているのと同時にいつまでアメリカにいて働けるのかという趣旨で聞かれました。
これについてはしっかりと正直に話すしかありません。
今のビザで何月何日まで働けるという事、それ以降に新しい就労ビザが必要な場合はそのサポートが可能なのかを質問しても良いと思います。
しかしその場合、現在は1年間働けるビザを持っているからまずは1年間雇ってほしいとしっかりと伝えましょう。
キャリアプランに関しては、その会社でどのような目標を持ちながら仕事に取り組むのか、又そのフィールドで専門性を磨くためにどのような資格の勉強をしていきたいのか等が含まれると思います。
6.Do you have any questions for us?
この質問は、面接の最後に必ず聞かれます。
無いと答えたら絶対にダメという訳ではありませんが、質問をした方が面接官にやる気や仕事に対する関心を伝えられます。
- 仕事をする際に心得ておくべきポイントは何か?
- どのようなスキルがこのフィールドでは必要になるのか?
等がどの分野の企業の面接にも使える質問です。
ここまでが、面接の為に答え方を準備して実際に聞かれた質問達です。
以下の2つの質問は聞かれませんでした。
しかし、準備する量は多い方が予期せぬ質問をされた時に使える言葉を増やす事が出来るので時間がある方は一応見ておきましょう。
7.What do you consider to be your weaknesses and strengths?
自分の短所と長所は何ですか?という質問ですね。
自分をアピールする事も大切ですが、この質問をされるという事は、面接官はきっと自分の事をしっかりと客観的に見る事が出来る人なのか?足りない部分や苦手な部分はどのように補ったり克服しているのだろうか?という事を知りたいはずです。
ここで注意するべき事は、その職種において絶対に不利になるような短所は避けましょう。
極端な例ですが、自分はすぐに頭にきて怒りやすい性格ですという人にお客様からのクレームを受け付けるコールセンターや福祉関係の仕事を任せる訳にはいきません。
そして短所を言う際には、このような短所を補う為にこのような事をしていますと付け加えたらGoodです。
長所は、自分をアピール出来る内容ならば何でも良いのですが、その職種に関連するような内容だったら尚更好ましいです。
8.Why do you want this job?
この質問に答える為には、その会社や職種に関してしっかりと理解をしていなければなりません。
どうしてその分野に関心があるのか、自分の経験を利用して説明するのも1つの方法です。
学んできた事、持っている資格を活用出来るからと自分を再度アピールするのも良いでしょう。
また会社の事をよく調べ、力を入れている点や理念に共感したと伝える事も出来ます。
色々な角度から自分はこの仕事をしたいんだという情熱を伝えましょう。
そして最後に、「準備していない質問を聞かれる場合もある」と想定しておきましょう。
その様に考える事で、いざ質問された時に「やっぱり来たな」と比較的落ち着いて答えられるはずです。
予期せぬ質問をされた時は、まずその質問をよく理解する事!!
それから自分の考えを整理して端的に答えます。
アドバイス
- 男性も女性も服装はスーツで決めましょう。
- 持ち物は、履歴書、筆記道具、携帯電話が必須です。
- 10分前までには面接会場に到着しましょう。
- 笑顔で挨拶とお礼をして面接官の心をつかみましょう。
- 相手の目を見てしっかりと話を聞き、言葉のキャッチボールをするように努めましょう。
- 面接中に携帯電話が鳴らないよう、マナーモードにしましょう。
- アメリカでは、面接を受けた後に面接官にThank you letterを送るのが一般的となっています。
送らなくても結果に影響は無いと言われていますが、送る送らないで悩んでいるのならば送って損はありません。 - 英語の実力に関して心配している方が沢山いると思います。
面接で嘘をつくのはいけませんが、マイナスになるような事をあえて言う必要はありません。
英語に自信が無いなどと言わなくても、面接をしている間にこれ位の英語の実力ならやっていけそうだな、ちょっと難しそうだなと面接官が勝手に判断してくれます。 - 面接の質問に対する答え方を準備する時は、出来るだけ自分で考えて自分の言葉でテンプレートを作る事をお勧めします。
もちろんネット上のテンプレートを参考程度に使うのは構いません。
しかし、簡単な言葉でも自分の言葉で準備する方が伝える時に気持ちもこもりやすく、覚えやすいし、忘れにくいです。
まとめ
今回の記事では、
- アメリカの就活で行われる面接の種類を3つ
- 各面接の雰囲気や対策
- よく質問される内容を8つ
- 各質問に対してどのように答えたら良いのか
- 面接を準備する上でのアドバイス
を紹介しました。
私が面接を準備していた頃に知っておきたかった内容を全て詰め込んだら結構長い記事になってしまいました。
しかし、外国で就活の面接を受けるという事は大変な事です。
頭の中に少しでもイメージがあると面接を準備する際にも助けになると思うので是非参考にして頑張ってください!!
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