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- アメリカで就職活動する時ってどのような点に気を付けたらいいの?
という疑問を持っている方におすすめです。
今回の記事では、実際に就職活動をして雇用先を見つけ現在はH-1Bビザで働いている私が経験から学んだ、アメリカで就職活動をする時に絶対に気を付けるべき6つのポイントを紹介していきます。
多くの企業に履歴書を送り、面接を何十回も受け、失敗しながら学んだ生きた情報ですので、今アメリカで就職活動をしながら悩んでいる方は是非参考にしてみて下さい。
目次(読みたいところをクリック)
アメリカでの就活、この6つのポイントに気を付けよう!
1.アメリカで仕事を探す事は簡単ではない
正直に言います。
アメリカで仕事を探す事は簡単ではありません。
アメリカでの失業率、外国人の雇用制度、就業ビザにかかる費用 etc. etc. と理由は様々ですが、とにかく一言でまとめてしまうと外国人がアメリカで仕事を探すのは本当に難しいということです。
最初からこのような事を言ってしまったら、読んでいる方はじゃあどうすりゃいいの?と思いますよね。
分かります。
ここで私が言いたいことは、
難しいのでアメリカで仕事を探すのをやめましょうと言っているのではなく、アメリカで仕事を探す事は難しいという事実をしっかりと分かった上で始めましょうということです。
難しいということを知っていたら、それに対する心構え、準備の仕方、努力の量、うまくいかなかった時の気持ちの立て直し方など様々の面でプラスに影響を与えられます。
そして、難しいからこそ“自分の理想だけを追い求める事がアメリカで仕事を探す妨げになっている”と気付かなければならない時が来るかもしれません。
その例の1つとして、アメリカ企業で働きたいと思っていても、実際には日系企業の方が就職できる可能性やビザサポートをしてくれる可能性が高いのが現実です。
自分にとって何が1番大切な事なのかしっかりと考えながら決めていきましょう。
アメリカで就職をする為に何かを諦めなければならないとしても、そこでまた新しい何かを見つけられるという事を忘れないでください。
1.アメリカで仕事を探す事は簡単ではないという事を心に留める2.自分の理想だけを追い求めない ⇒ 現実を見て、時には妥協も必要3.日系企業で探したほうが就職できる可能性が高い
2.自分の英語の実力を恐れない
アメリカで就職活動をする上で、英語は出来た方がもちろんいいです。
ビジネス会話や書類の作成等、最低限の英語のスキルは絶対不可欠です。
しかし、自分の英語の実力、特に発音に関して必要以上に心配する事はありません。
アメリカで生活をした事がある方は分かると思いますが、アメリカでは様々な人種の人たちが英語を使って意思疎通をしています。
そしてその人たちの英語はその国特有のアクセントを含んでいます。
その環境に慣れているせいか大部分のネイティブスピーカーはしっかりとその英語を聞き取っています。
実際に、私の英語の発音も文法も完ぺきとは程遠い物ですが、仕事をする上でみんな聞き取って理解してくれています。
3.職務経験を積んでおく
アメリカの企業で必要とされる人材は、即戦力のある人です。
実際に就職活動をしている時に面接で聞かれた事は、
- 関連のある分野でどのような職務経験がるのか?
- そこから学んだ事は何か?
- どのような問題が発生しそれをどう解決したか?
- その職業に関連するシナリオが与えられ、そのような状況でどう行動するのか? など
とにかく実務経験重視の内容でした。そのような事は、学校の授業では絶対に学べません。
アメリカで仕事を探したいと思っている方は、授業に参加するだけでなく、卒業する前にインターンシップを通して職務経験を積んでください。
一見、特に何も学べなかったと思うような経験だったとしても、そこから何かをひねり出すことは出来ます。
経験をしていなかったら、話せる内容が何もありません。
留学生でも学校に在学している間に、CPTやOPT制度を使えばインターンシップが出来ます。
関連記事 >> CPTとは?【申請条件・仕事の探し方・お給料・体験談など】
OPTとは?【申請条件・必要書類・申請方法など】
4.日本人特有の謙遜はマイナスポイント
アメリカで就職活動や仕事をする際に、日本人特有の謙遜はマイナスポイントです。
絶対に見せてはいけません!!
これは、謙遜とはまた違うのかもしれませんが、私がアメリカで仕事をしている時に実際に体験した内容です。
仕事をする上で、ある方から「このような事をやってほしいのだけれど、どう?出来そう?」と私がその仕事に関して出来る自信があるかどうかを聞いてくるニュアンスの質問をされました。
私はその分野に関して経験がなかったので、その事を伝えたうえで精一杯頑張りますと答えました。
ダメダメですね。
その時に一緒にいた方がアジア圏の文化を知っている方だったので、仕事を頼んできた方に「こう言っているけれど、これは出来るという意味よ。」と伝えてくれたので事なきを得ました。
結果、否定形を使ってはいけません。
英語で否定形はそのまま否定を意味します。
出来ない事は出来ないと言うべきですが、経験はありませんが~や、至らない点も多くありますが~など不必要な事を付け加えないようにしましょう。
アメリカ人が知りたいことは、出来るか出来ないかです。
それ以外の追加情報は必要ありません。
アメリカで就職活動をしているのならもってのほか。
自分をアピールしてなんぼの世界ですので、日本人特有の曖昧な表現や謙遜は絶対に使わないようにしましょう。
5.履歴書はどんどん送る
すでに応募した他の企業からの合否の連絡は気にせず、興味のある企業を見つけたら履歴書をどんどん送りましょう。
アメリカでは、一度その企業に就職したら定年までそこで働くという概念がありません。
企業内でのポジションアップはもちろん、優遇が良いもしくは上の役職が狙えそうな他の企業を見つけたらいつでも転職するのが一般的です。
その為、求人募集が出ていても人事部の方がいつどのタイミングで確認するのか不確かです。
次の週に連絡が来ることもあれば、2,3カ月ほったらかしにされて忘れた頃に連絡が来ることもあります。
また、ややこしいのがResume(履歴書)を送って、その結果落とされたとしても連絡が来ないことがほとんどです。
いつ来るか分からない連絡に縛られず、とにかく前進前進あるのみで履歴書をどんどん送るようにしましょう。
どこから最初に連絡が入るかは誰にもわからない事です。
これは本当に運です。
運に身を任せて自分が出来ることをやっていきましょう。
アメリカの履歴書は日本の書き方とは全く異なるので、アメリカの履歴書の書き方をしっかりと押さえておきましょう。
6.面接は自分の流れにもっていく
就職活動をする中で一番の関門と言ってもいい面接。
これを英語でやらなければならないのだから、気持ちは穏やかではないはず。
面接に関してのアドバイスは3つです。
1.面接対策をする
まず当たり前の事ですが、自分で聞かれるであろう質問とそれに対する答えの文章を作ってください。後はそれを覚えてひたすら練習あるのみ。
頭でなく口で覚えているまでに練習しましょう。
そして練習をしっかりする事も大切ですが、頭の片隅に”準備していない質問もきっと聞かれるであろう、その時はその時だ”と想定外の事も起こるであろうと想定しておきましょう。
心に余裕が生まれるはずです。
アメリカで就活をする時によく聞かれる質問と回答例は、アメリカ就活面接術で紹介しているので参考にして下さい。
2.どんな面接も進んで受ける
2つ目は、面接はやればやるほど慣れてくるのであまり乗り気でない企業からの面接であったとしても進んで受けましょう。
いくら練習をしても、実際に面接官を前にした時の緊張感を再現することは出来ません。これを体験できるのは本番だけです。
その本番の環境を繰り返し体験することによってだんだんと慣れてきます。
私も実際に面接を何回も受けましたが、就職が決まった会社の面接は最後に受けたところでその時には、最初の頃に比べて受け答えがスムーズになっていたり、極端に緊張する事がありませんでした。
だから、もし落ちたとしても意味のない面接なんてないんです。チャンスがあるだけとにかく面接を受けるようにしましょう。
3.面接は自分のペースにもっていく
最後に、面接は自分のペースにもっていくという事が大切です。
最初の面接からいきなりこのように行いましょうとは言いません。
出来るなら出来るに越したことはありませんが、結構ハードルが高いと思います。
面接では余裕を感じさせる雰囲気が重要です。
面接官の雰囲気に飲み込まれないようにし、面接を自分のペースにもっていくことにより余裕が生まれます。
その際重要となるのが最初の一手です。
- 面接官が握手を求めてきたら笑顔で面接官の目を見ながら握手をし挨拶をする。
- グループ面接がある場合は、一番最初に答える。
- 面接官以外にも出会ったら挨拶をする。
とにかく、その場の環境をアウェーでなくホームに変えていくような行動を沢山とることです。
環境を変えることは出来ませんが、それに対する心の持ち方を変えることによってその環境でのパフォーマンスをかえることが出来ます。
まとめ
今回の記事では、アメリカで就活する際に気を付けるべき6点を紹介しました。
- アメリカで仕事を探すことは簡単ではない
- 自分の英語の実力を恐れない
- 職務経験を積んでおく
- 日本人特有の謙遜はマイナスポイント
- 履歴書はどんどん送る
- 面接は自分の流れにもっていく
アメリカで仕事を探すのは簡単ではありませんが、送られてくる結果で一喜一憂しない事が大切です。
運に身を任せ、自分が出来ることを精一杯やりましょう。
きっと、この経験自体から学べる事があるはずです。
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