今回の記事は、
- アメリカでは、ハロウィンをいつ行うの?
- アメリカでのハロウィンの過ごし方はどんな感じ?
- アメリカのハロウィンで人気のある仮装を教えて
という悩みを持ったあなたに向けて、
アメリカで大学やマンハッタンで行われた様々な形のハロウィンパーティーに参加してみた私が、
アメリカではハロウィンをどのようにお祝いするのか、その様子を紹介します。
- アメリカではハロウィンをいつ行うのか
- ハロウィンの起源
- アメリカでのハロウィンの日の過ごし方
- アメリカのハロウィンの飾り付け
- アメリカで人気のある仮装ランキング
この記事を読む事で、アメリカでのハロウィンの祝い方だけでなく、日本では「仮装の日」として独り歩きしてしまっているハロウィンの起源も分かるようになります。
アメリカでハロウィンは公式的な祝日ではないけれど、
サンクスギビングデー、クリスマス、お正月と秋から冬にかけてあるホリデーシーズンのスターターとして子供から大人まで楽しみにしている日だよ
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目次(読みたいところをクリック)
アメリカではハロウィンをいつ行うの?
ハロウィンの日にち
日本と同じようにアメリカでもハロウィンは毎年10月31日に行われます。
祝日ではないため、普段通り学校や会社に行かなければいけませんが、
仮装パーティーやお菓子をもらえる「楽しいことが盛りだくさんな1日」であるため、
数週間前から友達とどのような仮装をするのかを話し合ったり家の周りを飾り付けたりとワクワクしながら当日を迎えます。
ハロウィンを毎年”10月31日”と決まった日にお祝いする理由は、ハロウィンの起源となった古代ケルト人のサウィン祭にあると言われています。
古代ケルト人?サウィン祭?
何がなんだかよく分からないよね
このような物がハロウィンとどのように関係しているのかを詳しく見てみよう!
ハロウィンの起源
最近では多くの国で独自の方法を取り入れながら祝われているハロウィンですが、その始まりは
1年を夏(光)と冬(闇)に二分化し時の流れを計測していた古代ケルト人が、
1年の終わり(=夏の終わり)である10月31日、そして1年の始まり(=冬の始まり)である11月1日をお祝いするために行っていたサウィン祭にあると言われています。
サウィン祭は、新年を迎えるという意味合いだけでなく秋の収穫に感謝するという意味も持ち、家族や親せきが一堂に会し食事を囲みお祝いしました。
またこの時期には、死者の魂が現世に帰ってくるとされていたため、仮面をかぶり魔よけのをかがり火を焚き悪い霊を追い払いました。
このように古代ケルト人が行っていた「季節の行事」が起源となり、現在祝われているようなハロウィンの形になりました。
サウィン祭が形を変えてどのようにお祝いされているのか、さっそくアメリカでのハロウィンの祝い方を見てみよう!
アメリカでのハロウィンの過ごし方
ハロウィンの準備
アメリカでは、まず9月の下旬頃からお店にハロウィングッズが並び始めます。
10月に入ると本格的に家の周りを飾り付け、友達や家族とどのような仮装をしてパーティーやパレードに参加するのかを話し盛り上がります。
こちらの家では毎年大掛かりな飾り付けをして道行く人を楽しませてくれます。
ハロウィンまでまだ数週間あるのでバルーンには空気を入れていないようですね。
骸骨も地中から這い上がってきているようでリアルです。
仮装や飾りつけの準備と共に、家に回ってくるであろう子供達へあげるキャンディもしっかりと用意しておきます。
ハロウィン当日
ハロウィン当日は、普段通り学校や会社に行くのですが仮装パーティーを開く学校も多いためコスチュームを着たまま登校する子供をよく見かけます。
特に低学年の子供たちの間では、アイアンマンやスパイダ―マンのようなマーヴルのスーパーヒーローが人気らしく、
そのような衣装に身を包みながら学校に行く子供を見ると可愛すぎてニヤニヤが止まりません。
会社ではさすがにガッツリと仮装をする人はいませんが、黒猫の耳がついたカチューシャなどワンポイントで楽しめる仮装をして雰囲気を楽しんでいます。
ハロウィンの本番は学校や会社が終わった後にあり、同僚、友達、家族とパーティーを開き仮装や食事を楽しみます。
そして、アメリカのハロウィンで忘れてはならないのが「トリック・オア・トリート(Trick or treat)」です。
- Trick - いたずら、たくらみ、トリック
- Treat - おやつ、ご褒美、ご馳走
仮装をした子供たちが近所の家を回って住人に「トリック・オア・トリート」と唱えます。
英単語の意味を見ても分かるように「いたずら?それともお菓子?」という意味で、
「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうよ!」という表現になっています。
玄関のライトを点けているのは「トリック・オア・トリート」に来ても良いよという意思表示になっています。
ライトが点いていなかったり飾り付けが全くされていない家には、お菓子をもらいに行かないようにしましょう。
関連記事 >> アメリカで人気のあるハロウィンの定番お菓子10選
ハロウィンの行事やイベント
ダック・アップル
ダック・アップル(Duck apple)またはアップル・ボビング(Apple bobbing)とは、アメリカのハロウィンで行われる余興の1つです。
水が入っている大き目の入れ物にリンゴを浮かべ、そのリンゴを手を使わずに口でくわえて取るといういたってシンプルなゲームです。
ローマ人が11月1日頃に行っていたローマ神話に登場する果物とその栽培を司る女神、そしてリンゴをシンボルとしていたポーモーナを称える祭りがこの行事の由来となったと言われています。
ニューヨーク・ヴィレッジ・ハロウィン・パレード
毎年ハロウィンの日にニューヨークで行われるニューヨーク・ヴィレッジ・ハロウィン・パレード(New York’s Village Halloween Parade)は、世界最大規模のハロウィンの仮装パレードです。
今年(2021年)のパレードは、午後7時から11時までと予定されていて、スプリングストリート(Spring street)から出発し6番街(6th avenue)をまっすぐ通って16番ストリート(16th street)で終了するルートです。
誰でも無料で参加できるイベントで、この日は道も地下鉄もバスも仮装をした人達で溢れかえります。
アメリカのハロウィンの飾り付け
ジャック・オー・ランタン
ハロウィンを代表する飾りの中でも特に有名なのが、中をくり抜いたかぼちゃに目・鼻・口を彫り内側にロウソクを立てて作るジャック・オー・ランタン(Jack-o’-lantern)です。
- Lantern - 手提げランプ、ちょうちん
アメリカではこの時期になるとジャック・オー・ランタンを作るためのパンプキンが売られ始めます。
農場ではこのようにパンプキン・パッチ(Pumpkin patch)が開かれ、家に飾ったり料理に使うためのかぼちゃを自分で選び購入できます。
かぼちゃがゴロゴロと転がっていて選び放題ですね。
家に持ち帰ったかぼちゃは、かぼちゃを彫るための専用道具を使い家族や友達と一緒にジャック・オー・ランタンを作るのがハロウィンの恒例行事となっています。
中身をくり抜いたかぼちゃに顔や猫、こうもりなどの下絵を描いてからその線に沿って彫ります。
悪い霊を怖がらせて追い払うという意味を持っているジャック・オー・ランタンは、完成したらこのように家の周りに置いておきます。
自分で彫るのが面倒な場合も、ジャック・オー・ランタンの飾り物を部屋に飾るだけで簡単にハロウィンの雰囲気を楽しめます。
がいこつ(Skeletons)&おばけ(Ghosts)
「死」の象徴でもあるがいこつやおばけは、亡霊がさまよい歩く日と言われているハロウィンの飾り物としてピッタリです。
このブランコに乗っているおばけは、夜に見たら飾り物だと分かっていても怖いですね。
魔女(Witches)&黒猫(Black cats)
ハロウィンの夜には、死者の霊と共に魔女やバンパイアなどの邪悪な霊もこの世に戻って来て災いを及ぼすと信じられていました。
またその日は、このような黒魔術の力が1番強く発揮される時だとも信じられていました。
昔から悪魔は黒猫に姿を変えられるという話もあり、黒猫といつも一緒にいる魔女と共にハロウィンのシンボルとなっています。
アメリカで人気のある仮装ランキング
日本のハロウィンでもお馴染みの「仮装」は、アメリカでも行われている代表的なイベントです。
ハロウィンの日に仮装をする理由として、
- 亡くなった方の魂と一緒に現世に戻ってきた悪い霊を怖がらして追い払うため
- 仮装をする事で悪い霊と見分けがつかないようにし、悪い霊が起こす災いから逃れる様にするため
などが挙げられます。
そのためアメリカでは、可愛い仮装よりもハロウィンの起源に合ったクリーピー(creepy)でスプーキー(Spooky)な仮装がよく選ばれていました。
- Creepy - 気味の悪い、ぞくぞくする、身の毛のよだつような
- Spooky - 不気味な、薄気味悪い
しかし最近では、映画のヒーローや有名人の仮装といった物も多く見かけられます。
人気の順位は、National Retail Federationが「好きなハロウィンのコスチューム」という内容でとったアンケートの結果を基にしています。
大人
1位 魔女(Witch)
子供は可愛らしく、大人はちょっぴりセクシーに楽しめる魔女のコスチュームはアメリカでも人気です。
>> 魔女のコスチュームを見てみる
2位 吸血鬼(Vampire)
吸血鬼のコスチュームは、男性用だけでなく女性用もあり、パートナーとのおそろいハロウィンコーデを楽しめます。
>> 吸血鬼のコスチュームを見てみる
3位 おばけ(Ghost)
あまり目立った仮装はしたくないけれども、仮装パーティーはしっかりと楽しみたいという方にもおすすめです。
>> おばけのコスチュームを見てみる
4位 猫(Cat)
私の上司が仮装パーティーで着ていたのがこちらの猫のコスチューム。普段のメイクと黒っぽい服を着るだけで簡単に黒猫になれます。
>> 黒猫のコスチュームを見てみる
5位 海賊(Pirate)
そのまま映画に出られそうな迫力のコスチュームでワイルドに仮装パーティーを楽しみましょう。女性版海賊もカッコいいですよ。
>> 海賊のコスチュームを見てみる
子供
1位 スパイダーマン(Spider-Man)
どの国でもやはり正義のヒーローは子供達から大人気です。
可愛さあふれるスーパーヒーローに大変身してみましょう。
>> スパイダーマンのコスチュームを見てみる
2位 プリンセス(Princess)
仮装パーティーで欠かせないのがディズニーのプリンセス!自分の子供にも着せてみたいと思うお父さんお母さんが多そうですね。
>> プリンセスのコスチュームを見てみる
3位 バットマン(Batman)
私もはまったバットマンの映画。
漆黒のスーツに包まれて世界を救うヒーローに大変身です。
>> バットマンのコスチュームを見てみる
4位 スーパーヒーロー(Superhero)
友達とみんなで仮装を合わせてスーパーヒーロー戦隊を結成しちゃいましょう。
>> スーパーヒーローのコスチュームを見てみる
5位 魔女(Witch)
昔からずっと愛され続けている魔女の仮装。
子供会の仮装パーティーで妹と一緒に型紙と黒い布を使って姉妹の魔女の仮装をしたのが思い出されます。
>> 魔女のコスチュームを見てみる
アメリカでハロウィンはいつお祝いするの? まとめ
今回の記事では、アメリカのハロウィンに関する基本情報を紹介しました。
- アメリカでもハロウィンは毎年決まった日、10月31日に行われる
- ハロウィンの起源は、古代ケルト人が行っていたサウィン祭にあると言われている
- アメリカでは、ハロウィンの数週間前から家の飾り付けを行い雰囲気を盛り上げる
- ハロウィンの当日は、仮装パーティー、トリック・オア・トリート、ダック・アップルなどの行事が行われる
- ニューヨークで毎年開かれる仮装パレードに参加する人でハロウィンの日はマンハッタンが仮装をした人で溢れかえる
- もともとハロウィンの仮装は、悪い霊を怖がらして追い払うために行われていた
日本では「仮装」だけがハロウィンの行事として広がっていますが、
このようにハロウィンの起源やシンボルに込められた意味を知ることで今年はハロウィンを少し変わった目線で楽しめるかもしれませんね。
まだトリック・オア・トリート用のお菓子を準備していない方は、アメリカ人が好きなハロウィンのお菓子10選を参考にしてみてください。
それでは、良いハロウィンをお過ごしください!!
こんにちは、Boney B(ボニービー)です