今回の記事は、
- アメリカで人気のある中華料理は、本場の味に似ているの?
- アメリカ人が好きな中華料理ってどんなの?
- アメリカにある中華料理レストランに行った時に試してみたいおすすめ料理を教えて!
という悩みを持ったあなたに向けて、
アメリカナイズされた中華料理と本場の中華料理を食べた事のある私が、それぞれの違いとアメリカで人気のある中華料理を12個紹介します。
- アメリカナイズされた中華料理と本場の中華料理の違い
- アメリカで人気のある中華料理12選
この記事を読めば、アメリカ人に人気のある中華料理を知ることができ、レストランで何を選ぼうか迷った時に参考になります。
アメリカの映画やドラマでよく箱に入った中華料理を食べているシーンが出てくるよね
あれは大体、アメリカナイズされた中華料理だよ
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目次(読みたいところをクリック)
- 1 アメリカ人に人気のある中華料理って本場の味に似ているの?
- 2 アメリカで人気のある中華料理12選
- 2.1 エッグロール(Egg roll)
- 2.2 クラブ・ラングーン(Crab rangoon)
- 2.3 ワンタンスープ(Wanton soup)
- 2.4 酸辣湯(Hot and sour soup)
- 2.5 チャーハン(Fried rice)
- 2.6 撈麺(Lo mein)
- 2.7 チャプスイ(Chop suey)
- 2.8 ツォ将軍のチキン(General Tso’s chicken)
- 2.9 ビーフ / チキン & ブロッコリー(Beef/Chicken & Broccoli)
- 2.10 酢豚(Sweet and sour pork)
- 2.11 芙蓉蛋 (Egg foo young)
- 2.12 フォーチュン・クッキー(Fortune cookie)
- 3 アメリカで人気のある中華料理12選 まとめ
アメリカ人に人気のある中華料理って本場の味に似ているの?
アメリカには、中華圏のルーツを持つ中国系アメリカ人や留学生が沢山います。
そのため、アメリカのいたるところに中華料理のレストランがあり、最近では「チャイニーズフード」と言えば中華圏の人たちからはもちろんアメリカ人からも愛される庶民の味となりつつあります。
そのようなレストランの中には、”本場の味を再現しているお店”もあれば”アメリカ人の舌に合うように改良された、いわゆるアメリカナイズされた中華料理を出すお店”もあります。
私の中国人の彼曰く、アメリカナイズされた中華料理は中国ではほとんど見かけない、もしくはあまり人気のない物ばかりだそうで好んで食べようとしません。
しかし、アメリカで生まれ育った華僑2世の友達は、本場の中華料理よりアメリカナイズされた中華料理の方がよっぽど美味しいと言っています。
中華圏のルーツを持ち食べる事が好きな2人ですが、本場の中華料理の味とアメリカナイズされた中華料理の味には全く異なった意見を持っているようです。
この2つの料理は一体どのように違うのだろう?
そこで、2つの違いを”すごく主観的な感想”ではありますがまとめてみました。
- 味や食材の種類が豊富
- 刺激やコクの強い味付け(地域差あり)
- 素材の美味しさを引き立てる調理法
- 地域によって味付けや調理の仕方が千差万別
- アメリカナイズされた中華料理に比べて比較的高めの値段
- 人気のある料理は大体決まっている
- マイルドで単調な味
- 甘めの味付け
- 調味料の味強め
- 揚げ物が多い
- ファストフード感がある
- 安い
本場の料理かアメリカナイズされた料理、どっちの方が美味しく感じるかは人によって違うよね
アメリカナイズされた中華料理は、英語でアメリカン・チャイニーズ・クイジーン(American Chinese cuisine)と呼ばれていて広東料理の影響を大きく受けています。
また、このような料理はテイクアウトして家でゆっくりと食べられることが多いです。
映画やドラマによく出てくるみんなで箱を持ちながら中華料理を食べるシーンに憧れている方は、アメリカで中華料理のテイクアウトをしてみよう【あの箱の正体とは?】を読んで実際にテイクアウトしてみましょう!
アメリカで人気のある中華料理12選
それでは、実際にどのような料理がアメリカで人気があるのかを紹介します。
前菜
エッグロール(Egg roll)
エッグロールは見た目が春巻きに似ているのですが、春巻きに比べ外側の皮が厚くザクザクと噛み応えがあります。
細かく刻まれた野菜と肉が中に入っていて、チリソース・マスタード・ケチャップ・醬油ベースのソースなど好みのソースに付けて食べます。
クラブ・ラングーン(Crab rangoon)
クラブ・ラングーンは、クリームチーズとカニのすり身などをワンタンの皮で包み揚げた、揚げ餃子の一種です。
こちらも好みのソースに付けて食べます。
スープ
ワンタンスープ(Wanton soup)
ワンタンスープは、チキンブイヨンのスープにワンタンを入れたとてもシンプルなスープです。
ホウレンソウなどの緑物の野菜を入れることもあります。
スープをしっかりと吸ったワンタンは、中のお肉のうまみと合わさりシンプルだけど満足のいく美味しさです。
酸辣湯(Hot and sour soup)
酸辣湯(サンラータン)は、中国でもよく食べられている料理です。
名前の通り、辛さと酸っぱさが特徴的なとろみのあるスープで、中にはキクラゲ、タケノコ、卵、シイタケ、ネギ、お肉、卵など具材がたっぷりと入っています。
中国人の彼は、中に入れる具材は何でもよく中国のレストランではその日に使いきれなかった具材を入れて作る場合もあると言っていました。
私も大好きなスープで中華料理のテイクアウトをする時にはいつもこのスープを注文しています。
主食
チャーハン(Fried rice)
チャーハンは、どのレストランにも常備されていて注文する時に白米かチャーハンかを選べるようになっています。
卵と野菜が入った黄色いパラパラチャーハンは中華料理の代表的なイメージとして知られていますが、実際のところ中国人はあまり食べないそうです。
アメリカのチャーハンも日本の物と似ていて、卵・野菜・海鮮などの具材が一般的です。
撈麺(Lo mein)
私の華僑2世の友達が1番好きな料理として選んだのが撈麺(ローメン)です。
日本ではあまり知られていない中華料理ですが、アメリカの中華料理のビュッフェに行くと、白米・チャーハンの横に並んでいつも置いてあります。
アメリカの撈麺は焼きそばのようなもので、すでに味付けがしてある野菜やお肉に茹で上がった麺を入れて混ぜる麺料理です。
チャプスイ(Chop suey)
アメリカのチャプスイは、日本の中華丼と似たような料理です。
レストランや地域ごとに中に入れる具材は違い、肉や海鮮の種類はもちろん野菜もニンジン、もやし、ベビーコーン、マッシュルーム、セロリなど何でもありです。
チャプスイはよくご飯やかた焼きそばの上に乗せて食べられていて、とろみのあるタレが具材の味をご飯や麺に染み込ませます。
主菜
ツォ将軍のチキン(General Tso’s chicken)
アメリカで1番人気のある中華料理と言ったらツォ将軍のチキンだと言われています。
名前のインパクトもありますが、カリッと揚げたチキンに甘辛いタレを絡めて食べるのが、いかにもアメリカ人が好きそうな料理です。
ツォ将軍のチキンに似たオレンジチキンという料理も人気ですが、ツォ将軍のチキンは唐辛子を入れて辛めな味付けの反面、オレンジチキンはオレンジを使ったタレで甘めな味付けとなっています。
ビーフ / チキン & ブロッコリー(Beef/Chicken & Broccoli)
アメリカナイズされた中華料理のレストランで、メニューに必ずと言っていい程載っているのがこちらのビーフ&ブロッコリーやチキン&ブロッコリーです。
もともとは、移民した中華圏の人がカイランという野菜と牛肉を炒めた芥蘭炒牛肉という料理を作ろうとしたのですが、
アメリカでカイランを探せずその代用品としてブロッコリーを使ったのがこの料理の起源だと言われています。
醤油と砂糖ベースのソースにお肉とブロッコリーを和えるだけの簡単な料理で辛いのが苦手な方も食べられます。
酢豚(Sweet and sour pork)
日本でも親しみのある酢豚は、アメリカ人からも好かれています。
揚げ物をしっかりと味の付いたソースに和えて食べる調理法は、アメリカ人の舌にマッチしていて酢豚だけでなく他の人気のある中華料理でもよく用いられています。
アメリカ料理にはない甘酸っぱい味とパプリカやパイナップルなどのカラフルな見た目が人気なのですが、やはりアメリカ、野菜よりお肉多めの酢豚が多いです。
芙蓉蛋 (Egg foo young)
芙蓉蛋(ふようたん)は中華風オムレツで、日本でお馴染みのかに玉に似た料理です。
お肉・海鮮・ハム・野菜などを細かく切って溶き卵に混ぜて焼くだけの簡単な料理です。
日本のかに玉はふんわりとやわらかくなるように火を通しますが、アメリカの芙蓉蛋はしっかりと火を通してカリカリと固めに焼き上げます。
チキンブイヨンを使ったあんをかけて食べます。
お菓子
アメリカの中華料理のレストランで食事をすると食後によくフォーチュン・クッキーを出してくれます。
丸く折りたたまれているクッキーの中に「運勢(フォーチュン)」が書かれた紙が入っています。
中にはすごく固いクッキーもあり味もあまりしない物が多いので、食後のデザートとしてではなくおみくじを引くような一種の楽しみとして食べている人が多いです。
毎回、中華料理のレストランで提供されるため中国の文化だと思っていたのですが、実は日本人がアメリカに持ち込んだ文化だと言われています。
アメリカ人が好きな中華料理を食べるには、「パンダエクスプレス」や「チャイニーズ・ビュッフェ」がおすすめです。
テイクアウトをして家でゆっくりと食べたい時にはパンダエクスプレスを、他の種類の中華料理も沢山食べてみたいという時にはチャイニーズ・ビュッフェが良いですよ!
アメリカで人気のある中華料理12選 まとめ
今回の記事では、アメリカで人気のある中華料理を12個紹介しました。
- アメリカでよく食べられている中華料理は、アメリカ人の舌に合わせた味付けや調理法で本場の中華料理とは違う
- アメリカナイズされた中華料理は、揚げ物や甘辛いソースに絡められた料理が多い
- アメリカ人が好きな中華料理を食べるには、パンダエクスプレスというレストランやチャイニーズ・ビュッフェがおすすめ
アメリカには様々な人種の人たちが一緒に暮らしているので、その国々の食べ物を簡単に試せるのが良い所ですよね。
今回紹介したメニューを参考に、アメリカで中華料理も楽しんでみましょう!
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