今回の記事は、
- アメリカ人って日本のどんな所が好きなの?
- 外国人に日本の文化を紹介する時に使えるアイディアを教えて!
- 日本文化を紹介した時のアメリカ人の反応ってどんな感じ?
という悩みを持ったあなたに向けて、
アメリカの会社で日本を紹介するクラブを作り、
今回でちょうど10回目の開催となったのでこれを機に、
アメリカ人に日本を紹介する為にどのような事を行ったのか、そしてそれに対するアメリカ人の反応はどうだったのかを紹介します。
- 外国人に日本を紹介する時に使えるアイディア
- アメリカ人が関心がある日本の文化
- アメリカ人が日本の文化に触れた時の反応
この記事を読む事で、アメリカ人が関心のある日本の文化を知ることができ、外国人と会話をする時に使える話のネタを得られます。
外国に住んでいると、その国の人が日本に対して良い印象を持っているのか悪い印象を持っているのか気になるよね
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目次(読みたいところをクリック)
アメリカ人って日本のこと好きなの? 「日本文化紹介クラブ」
現在私は、アメリカの会社で働きながら「日本に関心がある外国人」を対象に「日本の文化を紹介する会(Japan Social Club)」を運営しています。
一緒に働いている人や、その同僚の知り合いが毎回10~15人程度集まり、日本に関して知っている情報を交換したり新しい文化を学べるような場となっています。
この会を始めたきっかけやこの会を行って学んだこと・感じたことは、アメリカの会社で日本の文化を紹介する会を立ち上げてみた【経験談】で紹介しているので興味のある方は、ぜひ読んでみて下さい。
この記事では、今まで紹介してきた日本の文化とそれに対するアメリカ人の反応を1つ1つ紹介していくよ。
第1回 Japan Virtual Travel
記念すべき第1回目の集まりでは、「日本」という国をまず知ってもらうために写真と動画を使って“Japan Virtua Travel(日本バーチャル旅行)”を体験してもらいました。
まずは、日本地図を見せながらこれから紹介する東京・大阪・京都は、日本のどの位置にあるのかを確認します。
浅草・原宿・大阪城・祇園を巡りながら、日本の伝統的な文化や歴史、また最近流行りの食べ物やファッションを紹介しました。
また、観光地を巡るだけでなくその場所に関連している物や人を紹介しました。
その他にも、すし・てんぷら・鰻といった日本食や、こんにちは・ありがとうなどの簡単な日本語の挨拶を紹介しました。
- 神社にある手水舎の使い方や、その行動の意味
- カワイイモンスターカフェ 原宿
- 芸妓さんと舞妓さんの違い
- 日本の伝統的な朝ご飯
- 日本語のあいさつ
この日本バーチャル旅行を通して、私が今まで持っていた「外国人が好きな日本」に対するイメージが少し変わりました。
今までは、外国人の方はきっと日本のお城や神社、お寿司などに興味があるのだろうなと思っていたのですが、
手水舎や日本の朝ご飯など予想の斜め上を行く物に興味を示したのを見て、
外国でもザ・日本と言った文化はすでに浸透していて、もう一段階深い内容を求められているのだと感じ嬉しく思いました。
このように日本人には当たり前のことでも外国人にとっては珍しい日本の暮らしを英語で紹介できるようになると、海外での友達作りにも役立ちます。
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第2回 Japan Trivia Quizzes
2回目の集まりでは、前回紹介した内容の復習もかねて“Japan Trivia Quizzes(日本トリビアクイズ大会)”を行いました。
国旗、国歌、首都に関する基本的な問題からアニメキャラクター、日本食、こたつ、カプセルホテル、温泉など日本ならではの文化に関する問題まで幅広くカバーしました。
集まってくれた人のなかには、日本に関心はあるけれどあまりよく知らないという方も多かったので、
そのような人たちでも楽しめるように全ての問題を4択かTrue/False(はい/いいえ)で出しました。
- 地獄谷野猿公苑
- こたつ
- カプセルホテル
こたつは、日本のアニメでよく見る光景だと言われました。
カプセルホテルに関しては、「寝ながら全部出来るじゃん!めちゃくちゃカッコいい!日本に行く機会があったら是非体験してみたい」という反応がありました。
第3回 Learn Japanese 1
グループの中で日本語を学んでみたいという人が多かったので、3回目の集まりでは、簡単な日本語の挨拶と自己紹介の仕方を教えました。
- おはよう・おはようございます
- こんにちは
- こんばんは
- さようなら
- おやすみなさい
- ありがとう・ありがとうございます
- ごめんなさい・すみません
- いただきます・ごちそうさまでした
- はじめまして。わたしは、○○です。よろしくおねがいします。
まず初めに、その挨拶を使う状況や意味を説明し、私が発音した後にリピートしてもらうといった勉強を一通りしました。
その後グループ内で、お互いがシチュエーションを出し合い、それに合った挨拶は何かというクイズを行ったり、お互いに自己紹介をしあう時間を持ちました。
日本語を学ぶのに積極的な姿勢の人が多く、リピートをする時にも恥ずかしがらずどんどん発音して練習していました。
練習をした後に、「自分の発音は正しいか?」と確認を受けたがる人もいて言語を学ぶのに積極性がいかに重要かを感じました。
第4回 Show and Tell
4回目の集まりでは、アメリカの学校でもよく行われている“Show and Tell(見せて話す)”というアクティビティーをしました。
名前の通り、みんなに紹介したい物を持って来て見せながら、それはどのような物なのか、どのような思い出があるのかを1人1人話していきます。
日本に関連がある物を持ち寄ってもらった結果、
- ポケモンカード
- ジブリのDVDや人形
- 日本の骨董品
- こけし
- まんが
などが紹介されました。
紹介されたものに対して感想を言いあったり、お互いに知っている情報を付け加えたりすることで、日本の文化をアメリカ人同士で共有し学びあえるような場となりました。
また、こけしや骨董品、ポケモンカードなど私だったら思いつかないような文化も紹介されて、日本文化のカテゴリーも広がりました。
第5回 Exploring Japanese Arcade Culture
5回目の集まりでは、今までとは一風変わったテーマで“Exploring Japanese Arcade Culture(日本のゲームセンターの文化)”を紹介しました。
アメリカでも日本のテレビゲームやアーケードゲームは凄く人気があります。
ニューヨークにもゲームセンターはあるのですが、ゲーム機の種類や規模は日本のとは比べ物になりません。
そこで、日本で人気のあるゲーム機を5つのカテゴリー(戦闘・カーレース・リズム・プリクラ・クレーン)に分けて写真や映像を使って1つ1つ紹介していきます。
私の直属の上司は、プリクラに対して「アメリカにもスタンプを付け加えるだけの簡単な写真機は有るけれど、こんなに色々と出来る写真機は見た事ない!私も撮ってみたい!」と興奮していました。
紹介した後は、クレーンゲームを模したアクティビティーを通して日本語を学びました。
1人1人自分が欲しいキャラクターにたどり着くために、ポインターを動かす私にどの方向に進みたいのかを日本語で伝えます。
第6回 Guess What I Said
6回目に行った、外来語を使ったアクティビティー“Guess What I Said(私が何を言ったのか当ててみて)”ゲームもとても人気がありました。
日本語にはカタカナ英語が沢山あることに着目し、それを使ったゲームを通して日本人が日頃からどのような英単語を使っているのか、
そして日本語を全く勉強していなくてもどれほど多くの日本語をアメリカ人はすでに知っているのかを紹介しました。
ゲームはとても簡単で、私がカタカナ英単語を日本語で発音し、参加している人がその単語の意味を英語で当てるという内容です。
- クッキー
- アルコール
- コンピューター
- エレベーター
- ジュース
- キャベツ
- レストラン
- エネルギー
- チケット
- コーヒー
- ボタン
40単語近く準備していたのですが、それだけでは物足りなかったらしく、クイズが終わった後にネットで外来語を一緒に調べるほど楽しんでくれました。
第7回 Children’s Day – Origami
7回目の集まりはちょうど5月5日に行われたので、日本の祝日でもある子供の日を紹介する為に“Children’s Day – Origami(子供の日 – 折り紙)”を行いました。
子供の日とはどのような意味を持っているのか、子供の日にどうして鯉のぼりや兜を飾り、柏餅を食べるのかなどの由来を説明しました。
そしてこの日のメインイベントとして、折り紙で兜を作る体験もしました。
どのように折るのかを英語で説明するのは大変だったため、ユーチューブにある兜の折り方を英語で説明してくれている動画を使いました。
子供の日を説明している時は、反応が薄くいまいちピンと来ていないのかと心配だったのですが、折り紙を折る時は、意欲的に取り組んでいたので安心しました。
第8回 Anime Character Silhouette Quiz
8回目の集まりでは、日本のアニメや漫画が好きな人を対象者として“Anime Character Silhouette Quiz(日本アニメキャラクターのシルエットクイズ)”を行いました。
クイズを始める前に、お互いおすすめしたいアニメや漫画を簡単に紹介しあいました。
「僕のヒーローアカデミア」といった比較的最近の作品から1970年代のアニメ「キャンディ♡キャンディ」といった作品まで幅広く紹介されました。
40代の女性の方は、「私は、このキャンディ♡キャンディという作品で主人公が困難に立ち向かう姿や人に優しく接する姿に感動して、人生で大切な事を沢山学んだ。」と紹介していて、
日本のアニメや漫画が世界に与えている影響力の大きさを再確認しました。
シルエットクイズに使ったアニメのキャラクターは、ポケモン・ハンターxハンター・ジブリ・ドラゴンボール・ワンピース・進撃の巨人・ドラえもん・ナルトなどを使いました。
第9・10回 Chinese Character Quiz 1・2
最後の2回は、クイズ形式でアメリカ人に馴染みの無い漢字を学んでもらいたいと思い“Chinese Character Quiz(漢字クイズ)”を行いました。
とはいっても、参加してくれているアメリカ人の方たちは漢字に関する知識は何もないため、
物の形をかたどって作られた象形文字の漢字をヒントを小出ししながら意味を当てるというクイズを行いました。
最初は漢字を見せて、当てられなかったら実際の物に似ていくヒントを小出ししながらその漢字の意味を当てるというゲームです。
1文字では意味を持たないアルファベットを使っているアメリカ人からしたら、
1文字で音だけでなく何かを表す特定の意味を持っている漢字がとても不思議に感じられたようです。
2回目の漢字クイズを行った時に前の週に学んだ漢字の復習をしたのですが、
「山・川・目・門・鳥」といった漢字を覚えていて、「覚えようと努力したわけではないのに、漢字を見たらその物がイメージ浮かんできて知らない間に意味を覚えていた!」と自分でも驚いている方がいました。
毎回アクティビティーを始める前に日本の歌を紹介するのだけれど、中でも人気があったのは「和楽器バンド」だったよ。
和楽器とロックバンドが合わさって、とてもクールだって評判だった!
アメリカ人って日本のこと好きなの? まとめ
今回は、アメリカ人に日本の文化を10回紹介してみて分かった、アメリカ人が好きな日本文化や日本に対するアメリカ人の反応を紹介しました。
- アメリカ人は、基本的に日本に対して好意的な印象を持っている
- 日本の文化は、すでに外国人に馴染みのあるものとなりつつある。
- アメリカ人が特に好きな日本の文化は、アニメ・マンガ・ゲーム・日本食といった物だけれども、今まで知らなかった新しい日本の文化に対する好奇心はすごく強い
- アメリカ人は、好きな物は好き、関心のない物は関心が無いとはっきりしている
最初は、「どのような日本の文化を紹介しよう。」「英語で紹介するのは無理だな。」といった悩みの方が大きかったのですが、
最近では自分も楽しみながら日本を紹介できるようになりました。
やはり日本人として、外国人が日本に対して好意的な印象を持ってくれるのはありがたいし嬉しいです。
私がこの会を始めたきっかけやそこから学んだことをアメリカで日本文化を紹介する会を立ち上げてみたという記事で紹介しているので興味のある方は、ぜひ読んでみて下さい。
また海外に行く時は、英語で日本文化を紹介する本を1冊持って行くと友達作りに役立ちますよ。
こんにちは、BoneyB(ボニービー)です