今回の記事では、
- 強制隔離を行う日数の数え方がいまいちよく分からない
- 強制隔離期間中の生活の流れって一体どんな感じなの?
- 隔離生活のために準備して置いたほうが良い物ってある?
という悩みを持ったあなたに向けて、
先日ニューヨークから日本に帰って来て強制隔離施設に滞在している私が、
強制隔離中の生活の流れを含め、経験してみて分かった準備しておいたら役立つ物を紹介します。
- 隔離期間の数え方
- 強制隔離施設での生活の流れ・体験談
- 隔離期間中にあったら良い物
- 成田空港⇒自主隔離ホテルまでの無料シャトルバス
この記事を読む事で、強制隔離施設での生活の雰囲気が分かるようになり前もって準備できるようになります。
強制隔離後にホテルで自主隔離をする予定の人は、
強制隔離が終わる日(退所日)が間違っていないか確認してみてね
この記事に書かれているのは、2022年1月19日現在の内容です。
コロナに関する情報は変わりやすいので、最新の情報を得られるように心がけて下さい。
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目次(読みたいところをクリック)
隔離期間の数え方
新型コロナウィルスの市中感染を抑えるため、
海外からの帰国者全員に対して帰国後10日間は、「公共交通機関を使ってはいけない」「宿泊施設や自宅で待機し、他者と接触しない」「毎日位置情報と健康状態の報告を行う」
という隔離期間を持つことが指定されています。
ここで気になるのが10日間という隔離期間なのですが、この日数をどのように数えるのかを説明します。
海外から帰国した当日(日本到着日)は、10日間の隔離期間に含まれません。
到着した次の日が隔離1日目になり、10日目の午前0時に隔離期間が終了して、11日目から普通に出歩けるようになります。
次に説明するのが「強制隔離期間」の終了日です。
新型コロナウィルスの感染状況が深刻な国や地域から帰国される方には、政府が準備している施設に一定の期間滞在しなければならない強制隔離が義務付けられています。
一般の隔離期間と同じように、日本入国日は隔離期間に含まれずその次の日から3日、6日、10日間の強制隔離の日数が数えられます。
ここで注意するべきことは、強制隔離期間の終了時間は3日目、6日目、10日目の午前0時ではないという事です。
強制隔離期間終了日の朝にPCRテストを受けて陰性結果が出たら、その日の午後には空港にバスで送られます。
強制隔離終了後に自主隔離としてホテルに滞在する予定の方は、チェックインの日を「強制隔離終了日当日」にしましょう。
その後は自宅や宿泊施設で残りの隔離期間を過ごすようになります。
つい最近隔離期間が14日間から10日間に変わったね
帰国を準備している人達は、いつも最新の情報を得られるように注意しよう
強制隔離施設での流れ・体験談
今回私はニューヨークからの帰国だったので、6日間の強制隔離を行いました。
この期間お世話になったのは、アパホテル&リゾート両国駅タワーです。
ここでは、実際に体験してみて分かった強制隔離期間中の生活の流れや準備して置いたら良い物などを紹介します。
0日目
成田空港に到着したのは午後5時ごろだったのですが、PCR検査やその他書類の確認などを済ませホテルに到着したのは11時を回ったころでした。
少人数のグループに分かれバスを降り、ロビーで
- 書類の確認
- ホテル内での強制隔離期間中の過ごし方
- お弁当に関する希望(普通食かベジタリアン食)
- アパホテルの健康観察報告チャットの使い方
- 隔離期間中のPCR検査スケジュールと検査方法の説明
- 部屋のカードキーと体温計の受け渡し
が行われチェックインを完了しました。
お弁当をもらい部屋まで案内されてこの日は終了です。
部屋に着いて携帯にWi-FiをつなげたらMySOSの「待機場所登録」を押して待機先の報告をします。
午前12時を回っていなかったので、アパホテル専用の健康観察報告チャットに登録を行い今日の健康状態も報告しました。
1~2日目
朝起きたらすぐに体温を測り、健康管理チャットに健康状態を入力します。
忘れないようにMySOSの健康状態報告も行います。
MySOSからは、隔離期間中「位置情報」を報告するようにとのお知らせがランダムに届きます。
報告方法は2つあり、
1つ目は、MySOSのホーム画面にある「現在地報告」をクリックして位置情報を知らせる方法、
2つ目は、MySOSからかかってくるテレビ電話に応答して背景を含む自分の顔を30秒間録画する方法があります。
隔離期間中は、毎日MySOSで「位置情報」と「健康状態」を報告しなければいけないから忘れないようにね!
私がお世話になった隔離施設では、朝8時・昼12時・夕方6時に食事が各部屋のドアノブにかけられ、「全ての部屋に配り終えたのでマスクを着用してお取りください。」という放送が流れました。
大勢に配るためお弁当はどうしても冷たくなってしまいますが、美味しく頂きました。
3食しっかりと準備してもらえるだけで感謝です!!
毎回お弁当と一緒にアレルギー成分表が書かれた紙が配られます。
食べ終えて出たごみはナイロン袋に入れて廊下に出しておきます。
私はこの期間中やるべき仕事も無かったので、ブログを書いたり、ドラマを見たり、家族と電話をしたりして過ごしました。
3日目
強制隔離期間中は、数回にわたりPCR検査の実施を求められます。
- 3日間の隔離の場合:入所から3日目(計1回)
- 6日間の隔離の場合:入所から3日目と6日目(計2回)
- 10日間の隔離の場合:入所から3日目、6日目、10日目(計3回)
朝6時半ころに「検査キットがドアの前に配られるので唾液の採取をお願いします」という放送がかかります。
袋の中には唾液を採取する容器とろうと、説明書が入っています。
説明書に書かれている使用方法に沿って唾液を採取し、部屋の中で待機します。
7時頃に容器の回収が行われるのでその際に自分の名前を言って手渡します。
結果は、午後2時頃に電話で通達されました。
アパホテルの健康管理チャットとMySOSの健康状態報告を行ってこの日のやるべきことは終了です。
4~5日目
1~2日目と同じような生活サイクルで過ごします。
6日目
3日目の朝に行ったように6日目にもPCR検査を受けます。
最終日の昼食はいつもより早く配られ始め、11時半頃には食べられました。
陰性結果は1時頃に電話で受け、その際「30分後に再度電話を致しますのでその時にすぐに降りてこられるよう準備をお願いします」と言われました。
1時20分にバスの準備が出来たとの連絡を受けたので、ロビーに行き体温計とルームキーを返却し、バスに乗り込みます。
成田空港第2ターミナルでバスを降りたら「強制隔離期間」終了です!
お疲れさまでした!
強制隔離期間中に準備しておいて良かったもの
部屋にはハンドソープはあったのですが消毒液はありませんでした。
普段、外から帰ってきたらキッチンタオルを消毒液で湿らして携帯電話などを消毒していたので持って来ていて良かったです。
本当は小さなサイズの消毒液を持ってきたかったのですが、残りも少なく面倒だったのでそのまま特大サイズのボトルを持ってきました。
飛行機の中もホテルの中も暖房がしっかりと効いていて唇や手がやたらと乾燥しました。
なのでハンドクリームは準備しておいたらいいと思います。
私はハンドクリームを切らしていたため、洗顔後に使う保湿クリームで代用しました。
強制隔離中は朝・昼・晩と3食お弁当が準備され毎回お水も配られます。
ホテルによっては粉のコーヒーも部屋に準備されているのですが、追加でもらうのも申し訳なかったので、お湯を注ぐだけで出来るコーヒーを自分で準備していきました。
また、甘い物もつまみたくなるであろうと思いチョコもアメリカで買いました。
コーヒーをよく飲む人には隔離期間中ずっと飲めなくなるのってきついよね
余ったら家族にあげてもいいし準備していて損は無いよ!
成田空港⇒自主隔離ホテルまでの無料シャトルバス
実家には90歳になるおばあちゃんと喘息持ちの両親がいるため、
強制隔離期間が終わった後も残りの期間は成田空港周辺にあるホテルで自主隔離をしようと決めていました。
そこで今回利用させて頂いたのが、成田空港から成田市、富里市周辺にあるすべての自主隔離ホテルに無料で送ってくれる海外帰国者専用のシャトルバスです。
詳しいバス乗り場の位置は、こちら(↓)のサイトで確認できます。
>> 成田空港⇒自主隔離ホテルまでの無料シャトルバス
バス乗り場にはこのようにお知らせの看板が立てかけられているのですぐに分かります。
無料シャトルバスは、午前9時5分から午後11時15分の間で約1時間毎に運行しています。
バスに乗車する前にドライバーの方へ「陰性証明書」を見せ、ホテル名を伝えます。
荷物を積んでもらったら手の消毒をしてバスに乗り込みます。
第2ターミナル ➔ 第1ターミナル ➔ 空港周辺ホテルの順にホテルの近くまで送ってくれます。
私が今回自主隔離をするのに滞在しているコンフォートホテル成田は、京成成田駅(バス停)のすぐ近くにあったので目の前まで送ってもらいました。
強制隔離施設での流れ・体験談 まとめ
今回の記事では、強制隔離期間の日にちの数え方と隔離施設での生活の流れを紹介しました。
- 日本到着日は隔離期間には含まれない
- 隔離期間中は、MySOSの位置情報と健康状態をしっかりと報告する
- お弁当は1日3食部屋の前に配膳される
- 強制隔離終了日には朝にPCR検査を受けて午後には宿泊施設をチェックアウトする
今回日本に帰って来て空港から強制隔離施設に入るまでに感じたのは、海外帰国者のために本当に大勢の人たちが頑張ってくれているということです。
空港では、書類の検査に始まりアプリの使い方、待機中に配られるパンや水、施設の利用案内、施設までのバス移動、毎日配られるお弁当と本当に多くの人と物が投入されています。
今回私はビザの関係で日本に帰国しなければいけなかったし、他の方も1人1人理由があって戻られるのだと思います。
隔離期間中色々と思うようにいかなかったり大変な事もあるかもしれませんが、感謝の気持ちを忘れないように過ごしていきたいですね!
今回私は、『アパホテル&リゾート両国駅タワー』で強制隔離期間を、『コンフォートホテル成田』で自主隔離期間を過ごしました。
各ホテルに対するレビュー記事を書いているので、自主隔離するホテルがまだ決まっていない方は是非読んでみて下さい。
こんにちは、Boney B(ボニービー)です